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矯正治療は何歳くらいから始めるのが良いですか?

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大人の矯正と子供の矯正では、治療を行う目的もできることも異なります。
大人は顎の成長が既に終ってしまっていますから、そのひとの持つ顎の骨の中で最も美しく、かつ安定するように歯を並べていくことが治療です。つまり、顎が出ているとか引っ込んでいるとか、あるいは横に曲がっているとかいう状態があったとしても、それは変えられないということです。もし骨組みから治して行かねばならないなら、外科矯正が必用になってきます。また、歯が乱杭で収まりきれない場合には、歯を抜くことが必要になることも多くなります。
一方、子供では顎の成長を利用して、骨組みの不正を治療していくことが可能です。そのほか歯と顎の大きさのバランスが合わず、ガタガタな歯並びの治療でも顎を広げることで、将来歯を抜かなくてもきれいに歯を並べることが可能になることもあります。顎が横に曲がっているような場合にも、正しく咬み合うように治療していくことで、徐々にズレがなくなり対称な顔に近づていきます。

ここで注意しなければならないことは顎は場所によって成長する時期が異なるということです。
上顎はおおよそ10歳くらいには前方への成長が終ってしまいます。それに対して下顎は背の伸びと同じような成長パターンで、思春期の頃に最も大きな伸びを示します。個人差がありますが女の子では10〜12歳くらい、男の子では12〜15歳くらいの頃に背が伸びますし、下顎も前方へ大きくなります。
したがって、治療が必要な場所がどこであるかによって、治療に適した時期が違ってきます。
受け口で上顎が引っ込んでいる(劣成長)ような場合、5、6歳くらいの早い時期から治療を始めた方が効果が出ます。10歳近くになるとあまり効果がありません。
下顎が引っ込んでいる出っ歯の場合にはもう少し遅くても問題ありませんが、10歳近くになるとやはり効果が出にくくなるため、治療の期間も考慮して8、9歳頃には治療を始めた方が良いと思います。(出っ歯の人は背の伸びと同じようには下顎が伸びません)
顎を広げる治療の場合にはやはり早い方が効果が出やすいのですが、永久歯の生えそろう12歳くらいまでは、まだ可能です。
状態によってはすぐに治療に取り掛からず、暫く様子を見るだけでもいい場合もありますので、詳しくはご相談にお越し下さい。

子供の矯正治療の目的は骨組みの不正を改善することや正常に成長が進むように環境を整えることですから、全体的に歯を並べなければならないような場合は、永久歯の生えそろう12歳以降にブラケットを用いた全顎的な矯正治療が必要になります。つまり二段階の治療です。骨格に問題がなく、前歯の少しのズレを治すだけで済んでしまうと考えられる場合以外は、乳歯が残っているうちにブラケットをつけて前歯を並べる治療は無意味だと思います。

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